― ストラコムルとは ―
「今、目の前の悩みに向き合いたい」「自分を変えるヒントがほしい」——そんな方へ。私は“寄り添い”よりも、“構造を見抜く”ことに重きを置いています。タロットを用いた思考の整理と、未来への見通し。そのための場所がこのSTRACOMLです。
私は長年にわたり、認知心理学・構造分析・図像学などを組み合わせ、「タロットカードが人の精神活動や認知に与える影響」を探求してきました。
その世界は想像以上にスケールが大きく、思考の整理や改善に役立つだけでなく、人生の構造を読み解くための有効なツールであることが分かっています。構造的な分析にも応用が可能で、その効果は多方面に広がります。
STRACOML(ストラコムル)とは、こうした私自身の探究と洞察から生まれた、新しい概念であり、ひとつの理念でもあります。
STRACOML
(旧 : 名古屋占い部屋FORTUNA)
タロット分析・人生アドバイザー
重田 弘之
【名前に関するお知らせとご報告】
これまで私は「尾関浩行」という名で、名古屋を拠点に占い鑑定師として活動してまいりました。中日新聞をはじめとする各種メディアにもその名で取り上げていただいた経緯があり、信頼してくださった皆様には深く感謝しております。
しかしながら、様々な方からのご意見、そして何より自分自身の内面と長く向き合い続けた結果、私はひとつの結論に至りました。それは、私の本質的な関心や思考は、もはや「占い」の枠に収まりきらないということです。
私が本当に向き合いたいのは、「人間の内面にある構造」「迷いや葛藤の背景にある社会的・心理的な要素」そして「意味の再定義」です。こうした視点を深め、整理し、発信するには、占い師という肩書きだけでは不十分であると感じるようになりました。
そして、そうした道を歩むならば、私は本名である『重田弘之』として活動することが最も誠実であると判断しました。
今後は「STRACOML(ストラコムル)」という新しい名前のもと、重田弘之として、自身の思想と信念をより真っ直ぐに発信してまいります。
なお、過去に「尾関浩行」として発信・掲載された情報はすべて事実であり、
それらの経験や軌跡を否定するものではありません。
私にとって占い活動の時期は、「問い直す力」を培った貴重な時間であり、
この変化は“過去を否定する決別”ではなく、<本質への移行>であるとご理解いただければ幸いです。
今後は「タロット分析・人生アドバイザー 重田弘之」として、実名での活動を正式にスタートします。
まず、長くご利用くださっているお客様に対して、はっきりとお伝えしたいのは、「鑑定スタイルそのものは、これまでと変わりません」という点です。タロットカードを用いて、深く対話し、お客様の人生を構造的に理解し、分解し、再構成していく――この方法は今後も変わらず大切にしていきます。
しかしながら、近年、心理学や構造分析の専門家、また外部の複数の知的団体からの指摘を通じて、私の提供している鑑定内容は「いわゆる占い師の領域を明確に超えている」との評価を受けました。
自分自身でも改めて検証・内省した結果、やはり私の行っている活動は、占術を単なる“未来予測”としてではなく、「人生の深層構造を捉え、問題の背後にある因果や思考のパターンを読み解く知的作業」であり、「占い師」ではなく構造分析家に近いアプローチであることが完全に明らかになりました。
そのため、今後は「占い師」という肩書きではなく、「占術研究家」「タロット分析・人生アドバイザー」として、自身の立ち位置を明確にし、新たなスタイルで活動を続けてまいります。
STRACOML-心が軽くなる気づきの空間
STRACOML(ストラコムル)は、「Structure(構造)」「Tarot(直感)」「Cognition(認知)」「Meta(客観)」「Life(人生)」を含む思考モデルの略称であり、私が独自に命名・設計した人生内省および再構築のための知的概念です。
STRACOMLは、ふっと心が軽くなる瞬間、そしてパッと何かが見える瞬間を大切にしたい場所です。暗闇にそっと光が差し込むように、絡まった心の紐がゆっくり解けるように。そんな気づきの時間と空間を、一緒に作っていけたらと思っています。
私が目指すのは、“思考する予測”です。私の予測には、私自身の特殊な思考スタイルが反映されています。
さらに、共感覚的な能力-
言葉ではなく、色彩を帯びた映像として「見える」感覚。
お客様の話を聞くと、私の中にある種の“映像”が自然と浮かび、それを手がかりに未来を組み立てていきます。
私が提供するのは、癒しや慰めを目的とした占いとは異なるアプローチです。
本質はあくまで、構造分析的な予測──
論理と直感を統合し、「人間にできる最大限の知的予測」を導き出すことにあります。
もしあなたが本気で、
自分の生き方・方向性と真剣に向き合いたいと願うなら、
ここはそのヒントを得られる場所です。
人生は、複雑な構造体
ひとりの人間が歩んできた人生は、決して他者が完全に理解できるものではありません。
それは多層的で、予測不能で、本人にしかわからない“文脈”を多く含んでいます。
タロットカードはその複雑な構造を照らし出すツールの一つです。
私は、「現在を解き明かす」ことに力を注いでいます。
このプロセスにおいて、たとえ1%でもお客様の“気づき”や“再構築”のきっかけになれたら、それが何よりの喜びです。
未来を構造的に読み解くタロット分析人生アドバイザー
STRACOML
STRACOML
「寄り添い」と「共感」
多くの占い師やカウンセラーが、まるで決まり文句のように「寄り添い」「共感」といった言葉を使います。でも私は、それを安易に口にすることに強い違和感を持っています。
本当の「寄り添い」や「共感」とは、一歩間違えば自分自身が壊れてしまうほど、極めて困難で、重たい行為です。たとえば、崖から人が落ちそうになったとき、迷いなく手を差し伸べ、自分の命を賭してでも助けられるか──。その覚悟があって初めて、「本当の共感」という言葉が意味を持つのではないでしょうか。
しかし日本社会で言われる「共感」や「寄り添い」は、そういった覚悟とは無縁のものがほとんどです。むしろそれは「空気を読む力」や「コミュニケーション能力」といった言葉にすり替えられ、同調圧力の手段として機能しています。違和感を持つ人間を排除するための装置であり、ヒエラルキーを乱さないための戦略でもあります。
私は、そういった言葉に30年以上、苦しめられてきました。だからこそ言いたいのです。「共感」という言葉を、そんなに軽く使ってはいけない、と。
本物の寄り添いとは、リスクを伴い、深く傷つく可能性すらある覚悟を持つこと。それを安売りするような言葉にしてしまった占い業界や社会に、私はずっと違和感を抱いてきました。
私は、それを“できない”と自覚しています。そして、それゆえに「寄り添い」や「共感」といった言葉を、あえて使わないことにしています。
共感覚について
synesthesia
共感覚とは?
共感覚とは、数字・音・人物・性格などの対象に対して、本来存在しない「色」や「形」を視覚的に感じ取る特殊な知覚現象です。これは人口の約1〜2%に見られる非常に稀な能力であり、私自身もこの感覚を持っています。
共感覚の現れ方は個人によって異なりますが、私の場合は人物に重なるように「色」や「光の粒子」が視えるという特徴があります。たとえば、誰かと対面した際に、その人の生命力、気質、精神的・身体的な状態が、「色の強弱」や「色調の変化速度」といった視覚的な情報として現れます。
この現象と実際の人物のコンディション(健康状態や気質)とのあいだには明確な相関が確認されており、2022年に実施した調査データでは、相関係数0.702という結果を得ています。これは、共感覚が「感覚」以上のものであり、人の構造を読み取るもう一つの知的手段になりうることを示しています。
現在はこの感覚を「占術」だけではなく、構造理解のためのツールとして用い、多様な人間の内面や関係性の分析、さらに社会的構造への考察にも役立てています。
中日新聞に掲載
2022年12月20日(社会面に掲載)
取材記者/水越直哉 氏
中日新聞に「尾関浩行(占い師名義)」として掲載されたこの記事は、当時の私の活動の一側面を事実として紹介したものです。しかし現在は、「占い師」という枠を大きく超え、タロットカードを分析ツールとした人生支援アドバイザーとしての立場が強くなりました。
多くの思索と外部有識者からの指摘を受け、私自身も改めて深く考えた結果、「占い」という言葉では定義しきれない領域に活動が到達していると判断し、今後は実名「重田弘之」にて活動してまいります。
※取材当時は49歳でしたが、現在は50代です。(1973年4月24日生まれ)
この決断は、1年以上悩み、熟慮を重ねた末の選択です。より誠実に、より本質的に「人生設計アドバイザー」「タロット分析家」としての現在の私の姿は、この過程すべての上に成り立っています。
本記事は、その一連の歩みの起点として、私の「原点」を示す記録です。過去と現在は、断絶ではなく連続であり、今の活動は、あの取材記事の延長線上にあることをご理解いただければ幸いです。
2022年12月20日 中日新聞/社会面 「道草のすすめ」掲載紙面
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